校正・校閲 「本を作るということ」

校正者やライターをやらせて頂いております。

前回の続き(ルビの付け方)

 ルビの付け方は、会社さんごとに違うので、どれが正解というものはありません。大切なのは、本全体として統一が取れていること、シリーズで統一が取れていること、です。

 最近は、中ツキの会社さんが多いですが、活版印刷→写植の時代と見た目を変えたくないとか、歴史ある会社さんだと、肩ツキが多いですかね。迷うのは、親文字よりもルビが長いときなのですが、多くは上下の漢字には掛けてはだめでひらがなにはよしでしょうか。さらに、熟字ルビだから上に出してもよしと考えるか、下のみにしか出さないと考えるか、これは会社さんごとに違います。

 カタカナルビは、グループルビで1-2-1(jisルール)の字間にしますが、時々、均等割りにしている会社さんもいらっしゃいます。

 校正者としても、慣れるまで難しくて、先輩方にたくさんご指導して頂いた記憶があります。