校正・校閲 「本を作るということ」

校正者やライターをやらせて頂いております。

赤字潰しとは?

○赤字潰しという言葉をご存知ですか?

 

 赤字潰しとは、再校のときに発生する作業のことです。

具体的に見てみましょう。

1、向かって左側に初校ゲラを、向かって右側に再校ゲラを起きます。

2、初校の指示が、再校ゲラに反映されているかチェックしていきます。

  左手にえんぴつ、右手に赤ペンを持って、チェックです。

   もし、出版社さんが許すならですが、

  左手にダーマットの黄色を持ち、チェック済みの項目を

  黄色で塗りつぶしていくという方法もあります。

  こちらは広告やカタログ本など、データや数字が並ぶものを作るときに有効です。

3、初校ゲラを見てチェックし忘れた項目がないか確認。

以上です。

 

 この赤字潰しが終わったら、やっと再校として読んでいけることになります。

 

 

○赤字潰しは勉強になる! 

 

 他の方がやった校正紙を見ることができる!ということで、赤字潰しは大変勉強になります。

 赤字の出し方、こんなところにも疑問を出すんだな、疑問に対して編集者はどう答えているか、などなど。

 

 みんなすごいなあと自信を失いつつも、潰れずに頑張りたいところです!